今日は6時に起床。
グミちゃんが、私の耳元でごそごそ始めたので、目が覚めました。
午前中は給与計算。
Excelで書かれた勤怠のデータの集計を行い、社労士の先生に提出しました。
昼食はマクドナルド。香織ちゃんとかずくんが自転車でマックに買い物に行くと出かけましたが、すぐに強い雨となり、かずくんは戻って来ました。
ところが、マックの所で香織ちゃんは足を滑らせて転んでしまい、左手を痛めてしまいました。
そして、昼食後に香織ちゃんはあーちゃんとじいたんと緊急外来に出かけました。
骨には異常はなく、手首の筋を痛めたようです。
私は午後はiPhoneに関する原稿の作成。
すっかり締め切り日を忘れていたので、慌てて書きました。
今日からかずくんは香織ちゃんの左手が治るまで下で寝ることになりました。
かずくんの寝返りで香織ちゃんの左手にぶつかったりしたら痛いですからね。
今日は懐かしい原稿を見つけたのでそのまま掲載します。
書いたのは今は天国で生活しているクォーツ君。
クォーツ君が引退直前に書いた原稿です。
この原稿を読み、とても懐かしく感じました。
クォーツ君、無断で掲載するけど許可してくださいね。
それではどうぞ。
僕は覚えられないほど、いろいろな所に行きました。初めて遠くに行ったのは、あいつと生活を始めた2週間後でした。いきなり新幹線に乗って仙台とかいう所に行きました。初めて乗る新幹線でとても緊張をして、仙台駅を出てホテルに向かう途中でついつい気が緩んでツー(おトイレの大きな方)をしてしまいました。
一泊して東京に戻ったら今度は翌日に羽田空港です。
椅子がたくさんならんだ狭い所に、僕は押し込まれました。
なんだか新幹線とは違う揺れ方はするし、僕は椅子の間にいるのが窮屈になり、通路で寝てしまいました。そうすると怖いお姉さんに叱られ、僕はいやいや椅子の間にもぐりこみました。
それから僕は数えられないほど新幹線に乗り、羽田空港から飛行機にも乗りました。あまりに数多く乗るので、東京駅も、品川駅も、羽田空港のカウンターも迷わず行けるようになりました。大阪の方から戻る時にはいつも品川駅を使います。その品川駅に着くと家に帰れるので、自然と足がルンルンして、楽しい気分になります。
ところがある日、いつものように品川駅に着いたら、京浜急行の方に行こうと指示をするではないですか?僕は慌てて、そちらは家ではありませんと教えてあげました。あまりにしつこく教えたら、とうとう怒られてしまいました。
なんとそのまま京浜急行に乗って、到着したのはよく利用する羽田空港。また、いやな飛行機に乗って、何泊も家に帰れないのかと思ったらがっかりしました。
それから僕は、外国にも行きました。ウィーンにも2回、北京にも2回行きました。今年もウィーンに一緒に行くと言っていましたが、僕の手続きが間に合わず、僕はお留守番になるようです。
北京で思い出に残っているのは、北京の盲導犬ユーザーの家に遊びに行った帰りでのできごとです。行きも地下鉄で来たのでそのまま電車に乗ろうとすると、僕たちは止められてしまいました。あいつの通訳のお友達がいろいろ向こうの人と話していますが、僕とあいつには中国語なのでさっぱりわかりません。僕たちの周りにはどんどん人が集まり、なんだか周りの人が大声を出したりとても普通ではない雰囲気。きっと僕のことは電車に乗せられないと言ったことでもめているのだろうと思いました。通訳のお友達は信頼できる人だからまあ、成り行きに任せましょうと僕はあきらめました。しばらくすると急に僕たちは周りの人に押されました。人の波に押されとても怖い雰囲気でした。そして、知らぬ間に自動改札を通り過ぎていました。通訳の友達が「少し走って」というので僕たちは急ぎました。どうやら市民の人たちが自動改札を押し開けて僕たちのことを中に入れてくれたようでした。とても感動するできごとでした。
まだまだありますが、僕が一番心配したのは、ある温泉地でのできごとでした。いつものようにチェックインをすると、「盲導犬は外へ繋いでください」と僕のことを言っているではないですか?あいつは「ちゃんと盲導犬と泊まると言ったでしょ・・・」。温泉の番頭さんはそれでも盲導犬は外に寝る物だと思っていたと言って、一歩も引きません。僕はこのままだと外に繋がれるのかな、今から別な宿泊先は見つけられないだろうなあと不安でした。そうするとあいつは信じられないことをいうではないですか?「わかりました。盲導犬は外に繋ぐか、誰か預かってくれる人を近所で捜してきます。」
「そんな!!!。」僕は思わず声を出しそうになりました。そうするとあいつは更に番頭さんに受かって「盲導犬はいつも24時間一緒にいます。今夜は盲導犬の代わりに夜は番頭さんが一緒に寝てくださいね」。それを聞いた番頭さんはびっくり!
慌てて奥に消えてしばらく出てきませんでした。再び出てきたら番頭さんは「それなら盲導犬も一緒にどうぞ」だって。番頭さんと一緒に寝るあいつをからかうのもよかったのになあ。でも一緒に泊まれて安心。チェックアウトの時、番頭さんは僕に向かって「おりこうですね。また泊まりにきてね」だって。その後その温泉街には僕は行っていませんけど。